先日カウンセリングにお越しいただいた患者さまで、「医療脱毛をしたいけどニキビがあるから難しいんじゃないか?」「医療脱毛してしまうとニキビが増えてしまうのではないか?」とまとめてご質問をいただきました。

そこで、今回は、
・医療脱毛とニキビの関係性について
・ニキビ治療と医療脱毛を同時にしたいという方への注意点について

こちらを合わせて説明しますね。


ニキビがあっても医療脱毛はできるの?

ニキビがあっても医療脱毛はできるの?

ニキビの状態によっては、医療脱毛はできます。
ただ、ニキビの状態によっては医療脱毛レーザーを照射してしまうとニキビが悪化してしまうリスクがあるため施術ができない場合があります。
下記に医療脱毛ができるニキビの状態とできない状態をまとめてみました。

医療脱毛ができるニキビ

医療脱毛ができるニキビ

炎症や化膿のないニキビの状態であれば照射は可能です。
よくいわれているのは、ニキビが出来立ての白ニキビの状態~黒ニキビの状態です。

医療脱毛できないニキビ

医療脱毛できないニキビ

炎症や化膿があるニキビの状態の場合、医療脱毛はできません。
症状を悪化させてしまうリスクがあるためです。
まずは、ニキビの治療を優先して、ニキビの炎症や化膿が落ち着いてから医療脱毛を受けることをおすすめします。
ただ、ポイントでニキビがある場合は、ニキビ部位を避けて脱毛を行うことは可能です!

【ポイント】ニキビ跡は医療脱毛できるの?
ニキビ跡になっている状態の医療脱毛は可能です‼
ただし、炎症が起きている状態では、悪化してしまう可能性があるので避けることがおすすめです。ただし、赤い状態だからといって必ずしも炎症が起きているということではないので、一度医師の診療を受けることがおすすめです。


医療脱毛後ニキビが増えてしまった

医療脱毛後ニキビが増えてしまった

SNSやネット検索を行うと「医療脱毛後ニキビが増えたもしくはできた」という記事をよく目にします。不安になる方も多いと思うので、そちらについて説明しますね。

「医療脱毛後にニキビができた」という関連性はない

医療脱毛を行ったことが直接的な理由になって「ニキビが増える」という関連性はありません。
しかし、脱毛後のお肌の状態は非常にデリケートで乾燥しているため、脱毛後に十分な保湿やケアができていないとニキビができてしまう場合もあります。
後ほど、適切なケアの方法について、説明させていただきますね。

医療脱毛後のニキビはニキビではないかも‼

「医療脱毛後にニキビが増えてしまった」という方のケースを聞くと、その症状の多くはニキビではなく、「毛嚢炎(もうのうえん)」に該当することが多いです。

毛嚢炎(もうのうえん)とは?

毛嚢炎(もうのうえん)とは?

毛嚢炎(もうのうえん)とは、簡単にいうと毛穴の炎症です。
医療脱毛を行うことで熱が毛穴に加わり、赤くなることはあります。その状態が長く続いてしまい、痒みや腫れを起こしてしまう症状が毛嚢炎(もうのうえん)です。
「毛が太いところの脱毛をした」「脱毛後入浴や激しい運動を行い代謝を高めてしまった」という場合に起こりやすいです。

毛嚢炎とニキビの見分け方

毛嚢炎の特徴として元々ご自身のニキビができやすい箇所に症状が出るケースが多いです。
そのため、脱毛後ニキビが増えたと感じる方が多いのかと考えられます。
毛嚢炎とニキビは治療方法が違うため、しっかり見極めることが重要です。下記に見分け方をまとめてみましたので参考にしてみてください。

【ポイント】ニキビと毛嚢炎の見分け方
・痒みや痛みを伴う
・腫れている中心部に芯がない(ニキビの場合は毛穴の詰まりが要因のため、中心に芯がある)
※確かめる際は症状を悪化させないため、清潔な手で優しく触るようにしましょう。

毛嚢炎ができたときの対応

毛嚢炎ができたときの対応

我慢しないで早くクリニックへ連絡しましょう。
通常赤みや腫れは段々弱くなっていくものですが、それが段々強くなってきた場合はクリニックにすぐに連絡した方が良いです。
早く対応すると、色素沈着も残りにくいですし、痒みが強いので痒みを抑えられます。
クリニックに相談すると痒みや赤みが多くなっている場合はステロイドの塗り薬を、痒みが強い場合は塗薬+抗アレルギー薬や内服薬などを処方してくれます。
そうすると症状も落ち着き、一旦色素沈着が出ても数カ月程で消えてしまうケースがほとんどです。


医療脱毛はニキビ肌改善につながる

医療脱毛はニキビ肌改善につながる

これまで、医療脱毛とニキビが発生してしまう関連性について説明しましたが、実は皆さんが思っているのとは逆で、医療脱毛はニキビ肌の改善につながるんです‼

毛穴が引き締まるのでニキビができにくくなる

ニキビとは、毛穴に皮脂や汚れが詰まることで炎症を起こしてしまった症状のことです。
皮脂や汚れが詰まる要因として、大きいのが顔の産毛です。
毛があることで毛穴が開いた状態になりやすく、産毛に皮脂や汚れが付着することで毛穴を詰まらせてしまいニキビを発生させてしまいます。
産毛を除去することで毛穴が引き締まり、清潔な状態が保たれるので、ニキビの予防に繋がります。

自己処理が減り、肌トラブルのリスクの軽減

カミソリの自己処理はお肌への負担が多く、カミソリ負けを起こしてニキビの発生に繋がってしまいます。
医療脱毛を行うことで、毛がなくなるため、自己処理の頻度も減り、不要なお肌のトラブルをなくすことができます。


医療脱毛中のケア方法は?

医療脱毛中のケア方法は?

医療脱毛を行うことで、乾燥し、少なからずニキビの発生につながってしまいます。
そこで、医療脱毛中の適切なケアについて説明しますね。

医療脱毛中の保湿は必須

医療脱毛期間中は乾燥がしやすいため、保湿ケアを行ってあげることが重要です。
ケア方法としては、化粧水→乳液→クリームの順番で使うことがおすすめです。

シャンプーの洗い残しに要注意

シャンプーの洗い残しがニキビの原因になってしまうことが多くあります。
シャンプーやトリートメントは油分が多く含まれているので、皮膚に残ってしまうことで汚れとなり毛穴を詰まらせてしまいます。
そのため、医療脱毛期間と関係なく、シャワーでよく洗い流すようにしましょう。


脱毛とニキビ治療は同時にできるの?

脱毛とニキビ治療は同時にできるの?

「医療脱毛とニキビ治療を行いたい」という方も多くいらっしゃると思います。
実際、クリニックによっては医療脱毛とニキビ治療の同時施術が可能です。

美容皮膚科であれば同時治療が可能

医療脱毛を行っている美容皮膚科であれば、ニキビ治療との同時施術も可能です。
医療脱毛を行っているクリニックであっても、大手医療脱毛クリニックは医療脱毛専門クリニックが多く、その場合はニキビ治療との同時施術はできません。

クリニック選びは要注意‼

美容皮膚科であってもクリニック選びに注意しないと、時間やお金だけ掛かってしまい、後悔してしまうことがあります。
ここでは、同時施術をご検討の方に向けて注意点を二つ紹介します。

1.価格だけでクリニックを決めてしまった

「後悔した」という声で一番多いのが、価格だけでクリニックを決めてしまった場合です。
美容皮膚科の施術の特徴はお悩みやお肌の状態に合わせた施術方法が多くあることです。
しかし、医療脱毛専門クリニックでなく、美肌治療をPRしているクリニックの中には一般皮膚科やエステと同じような施術しか受けられないケースもございます。

そのため、価格だけでなく、施術内容が豊富なクリニックやカウンセリング時にしっかり納得できるクリニックを選びましょう。

2.実績=治療効果の証明

クリニックを選択する基準として、実績数が多いクリニックを選ぶことがおすすめです。
実績が多いクリニックだからこそ、様々な症例の患者さまを診られており、治療をおこなっております。だからこそ施術方法も必要な分多く取り揃えているクリニックが多いです。


銀座フェミークリニックにお任せください

銀座フェミークリニックにお任せください

安心してしっかり医療脱毛を受けたい方やニキビ治療と同時で施術したいとお考えの方は、是非、銀座フェミークリニックまでお問い合わせください。

追加費用不要の毛嚢炎対策

毛嚢炎対策として、一般的なクリニックの場合追加でお薬代をいただくクリニックもあるのですが、銀座フェミークリニックでは、お薬代も料金の中に含まれているので、無料で処方いたします。
より安全に安心して施術を受けていただけるよう、様々な取組みを行っております

>>詳しくは銀座フェミークリニックの医療脱毛について

ニキビ治療21万件以上の実績

銀座フェミークリニックでは21年間、これまでニキビ治療にも力をいれており、約21万件以上の患者さまの治療にあたってまいりました。
10種類を超えるニキビ治療の中から患者さまのお肌の状態や症状に合わせてニキビができづらいお肌へと改善いたします。

>>詳しくは銀座フェミークリニックのニキビ治療について

無料カウンセリングを行っておりますので、是非お気軽にお越しください。

このページの監修医師

銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属