以前は脱毛を受けられている方のみしか馴染みがなかった「照射漏れ」という言葉ですが、最近ではSNSの普及などから浸透し、医療脱毛を検討されている方でもご存知の方も多く、先日医療脱毛を受けていない友人からも照射漏れについて質問がありました。
そこで、今回は照射漏れの詳細について説明させていただきますね。


照射漏れとは何か?

照射漏れとは何か?

照射漏れとは、「照射する予定だった部分に対し適切な照射をしていないため、一部分だけ毛が残ってしまっている状態」のことです。
脱毛を受けている方の中には、「自分の毛で残ってしまっている部分は照射漏れなのかも?」と悩まれている方もいるかもしれません。そのため、照射漏れの判断の時期や状態についてこれから説明させていただきますね。

照射漏れを判断できる時期は?

照射漏れを判断できる時期は?

判断できる時期の目安は照射から2週間〜4週間後
医療脱毛では、メラニン色素に反応しやすいレーザーを使用して、毛の根本である「毛包」に熱エネルギーを加えて永久脱毛を行います。そのため、熱エネルギーが加わってから脱毛が完了するまでにタイムラグが生じます。
通常、毛が抜け落ちるまでには2〜4週間程度かかると言われているため、その時期を過ぎても、以下の症状がある方は照射漏れの可能性があります。

照射漏れとはどんな状態?

照射漏れとはどんな状態?

照射漏れがある特徴は、特定の場所にだけ毛がまとまって残っている状態なことが多いです。まとまりの状態は、場所によってまちまちですが、縦のラインに残っていたり、島状に毛が残っていたりすることがあります。このような場合は、照射漏れの可能性が高いです。
自分の症状が「照射漏れかも?」と思った方への対策については、後ほど説明しますね。


照射漏れが起きやすい部位は?

照射漏れが起きやすい部位は?

照射漏れは部位によって起きやすい場所があります。
凸凹が多い部位はムラが生じやすく、照射漏れが起きやすいです。
特に、先ほど説明したあご、VIO、ひじ、ひざ、手首、足首などは凹凸が激しいため、照射漏れが起こりやすい場所です。
特に、この部分は施術後気を付けて経過を観察しましょう。


照射漏れの原因は何か?

看護師

では、なぜ照射漏れは起きてしまうのでしょうか?
ここからは、照射漏れの原因について説明しますね。

施術者の技術不足

人間の体は平らな面ではありません。特に凸凹が多いあご、あご下、VIO、ひじ、ひざ、手首、足首などは、実際に照射されているか見分けるのが難しくなり、施術者の技術力が必要となります。そのため、きちんとした教育や経験が少ないと照射漏れに繋がってしまいます。

肌荒れなどお肌のトラブルを避けて照射したから

お肌のトラブルがある場合、施術者が「レーザー照射をしないほうが良い」と判断してあえて照射をしないケースがあります。例えば、乾燥や肌荒れ、ニキビの炎症が強い部分などは症状を悪化させてしまうため照射を避けます。
しかし、一般的には、そういった場合は施術者から患者さまにお声掛けをして、確認をさせていただきます。


照射漏れが起きたときの対策

看護師

それでは、もし自分が照射漏れだと思われるような状態が見受けられた場合の対策を説明いたします。

自己処理をしないでそのままにしておく

自己処理をしないで必ずそのままにしておきましょう。
一般的には照射漏れは無料で再度照射を行ってくれるクリニックが多いです。ただ、自己処理をしてしまうと状態がわからなくなってしまうため、照射漏れと判断することが難しくなってしまいます。そのため、自己処理は行わないようにしましょう。

クリニックにすぐに連絡する

照射漏れだと思ったらすぐに通っているクリニックに連絡しましょう。
上で説明させていただいたように照射漏れは再度無料で照射してくれるクリニックが多いです。そのため、不安な場合はすぐにクリニックに相談して、再度照射を行っていただきましょう。


照射漏れを防ぐためのクリニック探し

照射漏れを防ぐためのクリニック探し

これまで他のクリニックで脱毛を受けられていた患者さまの中から「自分で照射漏れだと判断できず諦めていた」「前に通っていたクリニックが中々照射漏れだと認めてくれなかった」というお話を聞くことがあります。実は、照射漏れはトラブルに発展しやすい問題で、医療脱毛は複数回クリニックに通う必要があるため、不要なトラブルを避けたいと考え、照射漏れだと思っても諦めてしまう方が多いです。
そこで、照射漏れを防ぐためのクリニック探しのポイントを最後にご紹介します。

照射漏れを防ぐには照射方法が重要

照射漏れを防ぐためには時間をしっかりかけてくれるクリニックか、しっかりと照射をしてくれるクリニックを探しましょう。
一般的なクリニックでは、照射面をスライドさせて流れるように照射をおこなうため、そこから隙間ができてしまい、照射漏れを起こしてしまいます。

一般的なクリニックの照射方法

そのため、このような隙間ができないようにしっかりと時間をかけて丁寧に照射をしてくれるクリニックを探しましょう。
どうしても脱毛料金を下げてしまうと、時間効率を重視しないと難しいため、致し方なくこのような照射方法を採用しているクリニックが多いです。

見分け方として、SNSの普及などにより照射シーンの動画を公開しているクリニックが多いです。そこで、マーキングをしないで等間隔に照射するクリニックがこのケースにあたりやすいため、そういったクリニックは避けるようにしましょう。


銀座フェミークリニックの照射漏れ対策

銀座フェミークリニックでは医療脱毛の技術に自信があります。
20年以上医療脱毛に力を入れて、約40万件以上の患者さまの施術を行ってまいりました。その経験をもとに照射漏れなく、安心して患者さまに施術を受けていただけるように対策を行っております。

徹底的にムダ毛撃退!3分の1を重ねて照射

銀座フェミークリニックでは、照射漏れのリスクを減らすために「重ね打ち」という独自の照射方法を採用しております。

重ね打ち照射による照射漏れ防止

照射面を3分の1ずつ重ねることで隙間ができないようにし、照射を行うことで照射漏れを防いでおります。

剃毛~照射の流れを動画で見る

照射漏れは技術で防げる!研修の実施

隙間ができないように丁寧に照射をおこなうためには、技術と経験が必要となります。
また、重ね打ちは通常の照射に比べ倍以上の時間が掛かってしまうため、スピーディーに正確に照射ができる技術力も必要となります。
そのため、フェミークリニックでは、定期的な研修と独自の技術テストを行い、そのテストに合格したスタッフのみが患者さまの施術を行っております。

看護師

それ以外にも医療脱毛を患者さまに安心して施術を受けていただけるよう日々技術の向上を行ってまいります。
無料でカウンセリングをおこなっておりますので、是非一度無料カウンセリングまでお越しください♪

このページの監修医師

銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属