先日、他クリニックで医療脱毛をおこなった友人より「2日経ったけど全然毛が抜けない」と相談をうけました。
そこで今回は、医療脱毛後の毛が抜け始める期間の解説や医療脱毛前後に行うことで毛を抜けやすくする方法を紹介します。
毛が抜け始めるのは約2~3週間後
一般的に、医療脱毛を受けてから毛が抜け始めるまでには約2〜3週間かかります。
脱毛方式によって効果を実感するまでの期間が異なります。熱破壊式脱毛機は1〜2週間、蓄熱式脱毛機は3〜4週間かかることがあります。
毛が抜ける流れ
では、なぜ医療脱毛後すぐに毛が抜けないのかというと、それは医療脱毛のメカニズムが関係しております。
医療脱毛は毛のメラニンという黒い色素に強く反応することで、熱が発生し、周囲の発毛組織(毛乳頭)にダメージを与えます。
この時点で発毛組織自体は破壊されますが、完全に抜けるまでには時間がかかります。それが大体2〜3週間程度といわれており、毛がポロポロと抜けてきます。
毛が濃い人ほど抜けやすい?!
メラニン色素に強くレーザーが反応するため、毛が濃く太い人ほど毛が抜けやすいといわれています。
逆に毛が薄い毛や細い部分の毛はメラニン色素が薄いため効果を実感するまでに時間がかかります。
>>詳しくは「剛毛女子ほど医療脱毛がおすすめ‼太い毛ほど効果がある?!」へ
医療脱毛で毛が抜けない原因
医療脱毛を行った際に、毛が思うように抜けない場合もございます。
「医療脱毛を受けたのに毛が抜けなかった」という場合に考えられる原因を説明します。
1)1回の施術で抜ける毛は全体の約20%だから
医療脱毛は、1回の施術で全ての毛が完全に抜けるわけではありません。
そのため、1回で毛が全てなくなると思っていた方は不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
毛には毛周期といわれる生え変わる時期があり、すべての毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返しています。医療脱毛は、毛が成長しきった状態(成長期)の毛に効果を発揮しやすいです。
しかし、成長期の毛は一度に全体の20%ほどしかありません。
退行期・休止期の毛にはダメージを与えきることができないため、1回だけ医療脱毛を行っても完全に毛をなくすことはできません。そのため、複数回施術をおこなう必要があります。
2)顔や背中などの産毛が中々抜けない
医療脱毛はメラニン色素に反応が良い分、メラニン色素が薄い毛には効果が出るまで時間を有してしまいます。時間や回数が必要となってしまいますが、適切な医療脱毛機器で施術を行えば効果はしっかり出ますので、諦めず施術を受け続けることが重要です。
>>詳しくは「医療脱毛は産毛(うぶ毛)に効くのか?」へ
ここまで、医療脱毛のメカニズムの観点から毛が抜け切らない理由について説明させていただきました。しかし、医療脱毛のメカニズムの要因以外で毛が抜けない場合もあります。
特に、2〜3週間経過して毛が抜けない場合は以下の理由が考えられます。
3)照射漏れや出力不足で毛が抜けない
医師や看護師の実力や経験不足により照射が必要な箇所ができておらず、毛が残ってしまうこともあります。
特に、顔やVIOなど骨の凹凸がある部分は照射漏れが生じやすい部位になり、施術者の技術力が必要とされます。一部だけ毛が残ってしまっている場合は照射漏れの可能性があります。
4)毛周期が合っていない
次に考えられるのは、脱毛をする時期です。
先ほどご説明させていただいたように、医療脱毛は成長期の毛が多い時期に施術を行ったほうが効果を感じやすいです。
しかし、毛周期は人によって異なります。そのため、毛の生え方や肌質などをしっかり見た上で時期を設定しないと、効果が薄まってしまいます。
全ての患者さまの施術を同じ間隔でおこなっているクリニックには注意しましょう。
【医療脱毛前】毛を抜けやすくするために気を付けること
ここまで、毛が抜けるまでの期間や毛が抜けない理由について説明させていただきましたが、ここからは、毛を抜けやすくするために、皆さんが脱毛前に気を付けた方がいいポイントを紹介します。
保湿ケアをいつも以上に行う
皮膚が乾燥した状態ではレーザーを照射した後に毛が抜けづらくなってしまいます。
また、乾燥していると痛みを伴ってしまい、どうしても出力を下げて施術を行う必要があります。そのため、施術前は保湿ケアを心がけて肌にうるおいがある状態を保ちましょう。
特に乾燥しやすい冬には要注意!
日焼けを避ける
日焼けをした状態だと、やけどのリスクが高まるため、場合によっては施術ができない可能性もございます。そのため、脱毛期間中は、日常生活で避けられない程度の日焼けは問題になることはありませんが、日差しが強いときの紫外線対策や室外の長時間のスポーツは避けましょう。
電気シェーバーで自己処理を行う
自己処理を行う際に、毛抜きを使用してしまうと、毛の毛根ごと抜いてしまいます。
毛根がない状態で施術を行っても効果を得ることができません。
また、カミソリでの自己処理はお肌の不要なトラブルを起こしやすく、場合によっては部分的に照射が出来ない可能性もあります。そのため、お肌への負担の少ない電気シェーバーでの自己処理を心がけましょう。
毛周期の時期に合わせて医療脱毛を行う
最後に重要なのは、毛周期に合わせて医療脱毛を行うことです。
医師や看護師に診察してもらい、自分の毛周期に合わせた時期で施術を受けましょう。
【医療脱毛後】毛を抜けやすくするために気を付けること
施術前だけでなく、施術後にも注意点がありますのでご紹介します。
脱毛をした毛を引っ張って抜かない
稀に施術後、気になって毛を引っ張って抜いてしまう方がいらっしゃいますが絶対やめましょう。
抜く際に引っ張る必要がある毛については、まだ毛穴から生えている状態ですので、引っ張ってしまうと毛穴を広げ傷つけてしまいます。
そこから、雑菌が入り不要なお肌のトラブルを引き起こしてしまう場合もあります。更に毛周期が乱れてしまうので、脱毛効果を下げてしまう可能性もあります。
規則正しい生活を心がける
レーザーが照射された毛は、肌のターンオーバーとともにお肌の表面に押し出されていくため、お肌のターンオーバーを正常化させることで毛が抜けやすくなります。
ターンオーバーを促すために重要なのは規則正しい生活です。
十分な睡眠と規則正しい食事、適度な運動などが基本となります。
睡眠:6時間~8時間の睡眠時間を取ることをおすすめしております
(22時~2時までの間のゴールデンタイムといわれる時間帯での就寝を心がけましょう)
食事:食事を摂取するバランスが重要になります。
画像が1日の食事摂取目安になります。1日に主食・副菜・主菜・牛乳・果物の摂取量を意識するようにしましょう。
(参考:厚生労働省「食事バランスガイド」について)
運動:おすすめは週に2日以上、1回30分以上を継続して行うことです。体を動かすことが重要ですが、さらに重要なのは継続することです。
(参考:厚生労働省「身体活動・運動」)
自己処理は施術から最低3日は待ちましょう
医療脱毛後の自己処理は最低でも3日は待ちましょう。
医療脱毛後大体2〜3週間で毛は自然に抜け落ちるため、できればそのまま自己処理をしないことがおすすめです。
ただ、医療脱毛を行ってもすぐに毛が抜け落ちるわけではありません。
自己処理が必要な場合は、施術直後はどうしてもお肌が敏感でお肌のトラブルを引き起こしやすいため、施術から3日空けて自己処理をおこなうようにしましょう。
その際は、なるべくお肌に優しい電気シェーバーを利用することがおすすめです。
効果をより実感したい方は銀座フェミークリニックへ
今回「医療脱毛後、どのくらいの期間で毛が抜けるのか?」という説明をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をご覧いただいている方の中には「医療脱毛の効果はいつから出るのだろう?」や「医療脱毛を受けたけど毛が抜けてこなくて心配」と感じてご覧いただいている方もいらっしゃるかもしれません。
銀座フェミークリニックでは、医療脱毛を安心して受けたいと効果を重視してクリニックを探されている患者さまや他のクリニックではなかなか効果が出づらかったため当院に通っていただいている患者さまが多くいらっしゃいます。
ぜひ、そういった方は一度無料カウンセリングまでお越しください。
銀座フェミークリニックが選ばれてきた理由
☑効果の出やすい熱破壊式の医療脱毛機器のみ使用
☑医療脱毛機器の種類だけで新型のジェントルレーズマックスプロを入れて4種類導入
☑照射漏れを防ぐ、フェミークリニック独自の重ね打ち
>>詳しくは銀座フェミークリニックの「医療脱毛」ページへ
銀座フェミークリニックの患者様の声
20代・女性 評価★★★★★5.00
少し毛が生えてきた後、ポロポロと落ちていきました。今ではツルツルになっています。
2023年12月25日
20代・男性 評価★★★★★4.22
2週間後から少しずつ毛が抜けてきました。
施術直後に毛が生えてきたものの、1回施術しただけでも結構抜けたので楽しかったです。
2023年1月27日
※更に詳しいフェミークリニックでの医療脱毛の口コミはこちら
このページの監修医師
銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属