医療脱毛には熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の2種類の脱毛機器があることは知っている方も多いと思います。
先日、脱毛をご希望の患者さまに「熱破壊式と蓄熱式の違いって何なんですか?」と質問をいただきました。
質問いただいた患者さまのように、熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の仕組みや効果の違いを知らない方もいるのではないでしょうか?
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式のどちらも永久脱毛の効果が期待できますが、アプローチ方法が異なっているためメリットやデメリットも違います。
皆さんの要望に沿った医療脱毛を行うためにも、今回熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の違いを説明しますね。
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の違いについて
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の最も違うものが脱毛ができる仕組みです。
そのため、脱毛の仕組みから説明させていただきます!
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の違いについてを動画で見る
熱破壊式(ショット式)の仕組み
■特徴 ☑黒い毛(メラニン色素)が強い毛に反応を起こしやすい ☑レーザーの出力が高い ■脱毛の結果 毛根(毛母細胞・毛乳頭)をしっかり破壊できるため、永久脱毛の効果が期待できる |
熱破壊式はショット式とも呼ばれ、高出力のレーザーを照射して毛を作り出す毛母細胞と毛母細胞に栄養を届ける毛乳頭を破壊する医療脱毛機器です。
特に黒い毛(メラニン色素の濃い)にレーザーが反応しやすいため、効果を発揮しやすいです。
毛を生やす信号を送る「毛母細胞」と「毛乳頭」は皮膚の深層にあるため、破壊するには、出力の高いレーザーを照射する必要があります。
熱破壊式(ショット式)は黒い毛に反応するため、高出力のレーザーが毛母細胞・毛乳頭までしっかりと届き破壊します。
破壊された組織からは再び毛が生えてくることはないため、永久的な脱毛が可能です。
日本人の毛に合った脱毛レーザーで高い脱毛効果が期待できるので、多くのクリニックで導入されています。
蓄熱式の仕組み
■特徴 ☑低出力のレーザーを連続して照射 ■脱毛の結果 毛を生やす器官(バルジ領域)に少しずつダメージを与えることで永久脱毛の効果が期待できる。 |
蓄熱式は低出力のレーザーを連続して照射し、毛を生やす器官(バルジ領域)に少しずつダメージを与え、毛を生やす力を失わせることを目的として作られています。
熱破壊式(ショット式)のメリット
VIOや脇などの濃い毛にも効果がある
熱破壊式(ショット式)はVIOや脇のような濃く太い毛の脱毛にもしっかり効果を発揮します。
濃く太い毛を脱毛するためには強い熱エネルギーが必要なので高出力のレーザーを搭載した熱破壊式(ショット式)がおすすめです。
蓄熱式よりも早く効果が出る
熱破壊式(ショット式)は照射出力が高いため、蓄熱式と比べて一度に与える脱毛効果が高いです。
1回の脱毛効果が高く、施術が早く完了します。
なるべく早く効果を実感したい方には熱破壊式(ショット式)の医療脱毛機器をおすすめします。
美肌効果も期待できる
熱破壊式(ショット式)の医療脱毛機器には美肌効果が期待できるものもあります。
アレキサンドライトレーザーはコラーゲンの生成を促し、お肌のキメを細かくする効果が期待できます。
熱破壊式(ショット式)のデメリット
蓄熱式よりも痛みが強い
熱破壊式(ショット式)の脱毛機器は高出力のレーザーを照射するため、蓄熱式よりも痛みが強い傾向があります。
熱破壊式(ショット式)は産毛の効果が出にくい
熱破壊式(ショット式)の脱毛機器は毛に含まれているメラニン色素に働きかけて脱毛効果を出すため、産毛には効果を発揮しきれません。
銀座フェミークリニックのポイント
「新型の医療脱毛機器」を導入しています。
そのため…
・痛みの軽減
照射時冷却装置がついた新型医療脱毛機器を導入。照射時に冷気を噴射するため痛みが軽減されます。
・産毛への効果も追及
一般的なクリニックに導入されている「アレキサンドライトレーザー」のみでなく、「YAGレーザー」や「ダイオードレーザー」といった産毛にも効果のある3種類の医療レーザー(5種類の医療脱毛機器)を導入しております。
蓄熱式のメリット
痛みが少ない
蓄熱式の脱毛機器は痛みが少ない傾向があります。蓄熱式は皮膚の浅い部分をターゲットとし、低出力のレーザーを連続して照射し、毛を生やす器官(バルジ領域)に少しずつダメージを与えるため、痛みを最小限に抑えられます。
産毛にも効果を発揮
熱破壊式(ショット式)と異なり、メラニン色素にアプローチをかけるのではないため、産毛にも効果を発揮できます。
蓄熱式のデメリット
効果に即効性がない
蓄熱式は細胞の破壊ではなく毛が生えるように指示を出しているバジル領域に少しずつダメージを与えて、活動を停止させるため、効果が実感できるまでに時間と回数を要します。
熱破壊式(ショット式)が施術後数日~2週間程度で毛が抜け落ちるのに対して蓄熱式は3週間~1ヵ月程度かかります。また、一般的に施術完了とする回数(自己処理に手間がかからない程度)は熱破壊式(ショット式)で5~6回程度、蓄熱式は10~12回程度です。
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式はどっちが効果があるの?
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の仕組みや効果の違いについて理解できたでしょうか?
それぞれメリットとデメリットがあるため、患者さまが選ぶとすると一概にどちらが良いということを決めることは難しいと思います。
あくまで、私の意見なのですが、「脱毛の回数と効果」の点で注目してみると熱破壊式(ショット式)の方が良いと考えています。
熱破壊式(ショット式)は蓄熱式と比べて脱毛期間が短く、3~5回程度の施術でほとんどの方が効果を実感していただけます。
また、毛質の濃い部位や毛量の多い部位にも高い効果を発揮すします。
そのため、熱破壊式(ショット式)は蓄熱式よりも脱毛の回数も少なく、効果が高いといえます。
フェミークリニックは効果の高い熱破壊式(ショット式)のみを採用
銀座フェミークリニックでも蓄熱式と比べて高い効果を発揮する熱破壊式(ショット式)を導入しております。
また、一般的なクリニックでは1種類の医療レーザーのみ導入しているのですが、銀座フェミークリニックでは3種類の医療レーザーを導入しております。
そのため、熱破壊式(ショット式)では苦手な産毛の脱毛や痛みの軽減も可能であり、患者さまのご要望や毛質・肌質に合わせて対応することが可能です。
アトピー肌や敏感肌といったお肌に不安がある方でも銀座フェミークリニックでは熱破壊式(ショット式)の医療脱毛機器で照射が可能です。
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銀座フェミークリニックの患者さまの声
20代・女性 評価 ★★★★★5.00/5.00
一回でも効果を実感する事ができました。
二週間ほど経過してもあまり毛が生えてきている様子はなく、自己処理の頻度は減りそうです。肌のトーンも明るくなった気がします。
2021年10月2日
30代・女性 評価 ★★★★☆4.26/5.00
スタッフの方二名に入っていただけたため早く終わりました。
アイマスクを着用していましたが、機械の調整の際も逐一声をかけていただけたので、安心して施術を受けることができました。
2023年12月1日
※詳しいフェミークリニックでの医療脱毛の口コミは美容医療の口コミ広場を御覧ください
効果を早く実感したい方や少ない回数で脱毛を完了したい方は、ぜひ銀座フェミークリニックまでお問い合わせください。
このページの監修医師
銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属