ネット上で「医療脱毛は産毛(うぶ毛)には効かない」という記事をよく見ます。
その影響からか、患者さまからもカウンセリング時に産毛についてのご質問をよくいただきます。
そこで、今回は、「医療脱毛が産毛に効くのかどうか?」を説明します。

医療脱毛は産毛(うぶ毛)にも効きます

医療脱毛は産毛にも効きます

結論、医療脱毛は産毛にも効果的です。
ただし、産毛脱毛に適切な医療脱毛レーザーでないと、産毛はなくなりません。


医療脱毛で産毛はツルツルにならない?

顔や背中など様々なところに生えている産毛。
医療脱毛によって産毛がなくならないと思われている方も少なくありません。
しかし、医療脱毛で産毛にアプローチをかけることは可能です。
確かに、一般的に医療脱毛で使用されている熱破壊式の脱毛レーザーではムダ毛のメラニン色素に反応するため、色素が薄い産毛には効果を発揮することはできませんでした。
ただし、現在では、色素に強く反応できる機器もあり、色素の薄い産毛にもしっかり反応できるYAGレーザーなどを導入している脱毛機も多数ございます。


【部位別】産毛脱毛の回数とメリット

産毛脱毛の回数とメリットは、施術を行う部位によっても異なります。部位ごとの産毛脱毛の回数やメリットを解説します。

部位回数
8回~10回
背中・うなじ5回~6回
5回~8回
医療脱毛の部位ごとの目安となります。

顔脱毛で産毛を無くすためには?

顔

顔の産毛脱毛は、通常8〜10回の照射が必要となります。
顔の産毛脱毛を行うことで、肌のトーンアップ効果や肌トラブルのケアにも効果的と言われております。

顔脱毛で産毛を無くすメリット

・肌のトーンアップ
黒い産毛がなくなることで、透明感のある肌を手に入れることができます。
日本人の産毛は色素が強く黒っぽいため、産毛を処理することで肌の見た目がワントーン明るく見えます。

・化粧ノリがよくなる
産毛がなくなることでファンデーションの密着度が上がるため化粧ノリも良くなり、化粧崩れがしにくくなります。また、肌の状態がキレイになり、肌への負担も少なくなります。

・ニキビなどの肌トラブルが改善される
産毛を処理することで余分な皮脂も一緒に取り除き、毛穴のつまりも解消されるため、ニキビや肌トラブルを避けることができます。顔の産毛は肌を不衛生にし、ニキビや肌荒れの原因になります。
主に、産毛が肌トラブルを起こす原因は2点。
1.産毛は、雑菌を毛穴に誘導してしまうためニキビの原因になる
2.ほこりが産毛につきやすいため肌が汚れてしまう原因になる
以上のことから、産毛を処理することで、ニキビなどの肌トラブルの改善に繋がります。

・スキンケア商品の効果が上がる
スキンケア商品を使って保湿をしても、産毛が邪魔をして美容成分が浸透しにくくなってしまいます。せっかく保湿をしても産毛がある状態だと、肌の古い角質が蓄積されている状態になっています。
産毛を処理することで、古い角質も取り除かれるため、美容液が肌の角質層まで浸透しやすい状態になり、肌のうるおいやハリをもたらします。


背中・うなじ脱毛で産毛を無くすためには?

背中・うなじ

背中やうなじの産毛脱毛には通常5回以上の照射が必要です。
背中・うなじの産毛の脱毛を行うことで、首元のトーンアップにつながります。また、背中ニキビなどの肌トラブルを避けることができ、パーティーやお祭りなどアップスタイルも自信をもって楽しむことができます。

背中・うなじ脱毛で産毛を無くすメリット

・明るく白い首元が出せる
顔同様、背中・うなじに産毛があることで、くすんで見えます。
産毛を処理することで、首元がすっきり明るく見えます。

・背中ニキビなどの肌トラブルが改善される
背中の産毛を処理することで背中ニキビなどの肌トラブルも解消できます。
顔同様、背中に産毛があることで皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こし、ニキビができます。
背中ニキビがあると、結婚式やパーティーなどヘアアップするファッションの際に背中が気になってしまいます。背中の産毛を処理することで自信をもって好きなファッションを楽しむことができます。


足脱毛で産毛を無くすためには?

背中・うなじ

足の産毛脱毛は、通常5〜8回の照射が必要です。
足の産毛の処理を行うことで、透明感を高めることができ、ファッションの幅も広がります。

足脱毛で産毛を無くすメリット

・足のトーンアップに繋がる
産毛がなくなることで、トーンアップにつながり、透明感を高めます。
特に夏など短パンなどを履く機会も増えると思います。
足を隠すファッションでなく足を見せるファッションを楽しむことができます。


医療脱毛の施術前に産毛は剃る?

一般的に、脱毛前日夜、または当日朝にムダ毛と同様に産毛も剃毛いただくようにお願いしております。事前に剃毛いただくことで、施術が効果的に行え、肌への負担が軽減されるためです。


まとめ

今回は、医療脱毛が産毛に効くのかどうかを説明させていただきましたが、いかがだったでしょうか?まとめると、
1.産毛にも医療脱毛は効果的である
2.産毛を処理することで、肌のトーンアップや肌トラブルの解消につながる

産毛を処理することで、化粧のノリがよくなったり、トーンアップするだけでなく、肌トラブルの解消にもつながるので医療脱毛をいただくことがおすすめです。


フェミークリニックの取り組み

1.産毛にも効果的な医療脱毛機を複数導入

①産毛にも効果的な医療脱毛機を複数導入

銀座フェミークリニックでは、産毛にも対応できる、医療脱毛機を多数導入しております。
産毛にも反応できる機械は比較的新しい脱毛器のため、対応できないクリニックも多いです。
銀座フェミークリニックでは、YAGレーザーを導入した「ジェントルマックスプロ」を導入しております。

2.ニキビなどの肌トラブルの専門医

②ニキビなどの肌トラブルの専門医

銀座フェミークリニックでは、医療脱毛のほか、ニキビなど肌トラブルの専門医として開業より20年間患者さまの治療にあたってまいりました。
肌トラブルの専門医として、肌トラブルを引き起こすサイクルを熟知し、医療脱毛にもあたっております。

銀座フェミークリニックでは、医療脱毛だけでなく、肌トラブルの解消を同時に行うことも可能です。
産毛は、肌トラブルの要因にもなりますので、医療脱毛だけでなく、肌トラブルでお困りの方もぜひお問い合わせください。

このページの監修医師

銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属