医療脱毛について
医療脱毛とは毛を作りだす「毛乳頭」（もうにゅうとう）と呼ばれる細胞を破壊し、毛が生えないようにする施術のことです。
一度破壊された細胞は2度と毛を作ることができないため、永久的な脱毛効果を得ることができます。
医療脱毛にはレーザー脱毛とニードル脱毛の2種類ありますが、現在ではレーザー脱毛が主流となり、銀座フェミークリニックでもレーザー脱毛による施術を実施しております。
医療レーザー脱毛のメリット
自己処理の時間と手間が軽減される
医療レーザー脱毛では医師の管理のもと強力なレーザーを照射し、毛を作る細胞を破壊するため永久的に毛が生えてこない脱毛が行えます。
そのため、今まで自己処理にかけていた時間と手間を大幅に軽減できます。
また、カミソリやシェーバーでの自己処理の回数が減ることで、お肌への負担をなくすことが可能です。
医療レーザー脱毛であれば、「体毛が濃い」「毛の量が多い」とお悩みの方もしっかりと永久脱毛が行えます。
清潔に保つことができる
特にデリケートな部分のVIOやワキなど、毛が濃く、量の多い部位は蒸れやかゆみ、かぶれ、臭いなどの原因となることがあります。
そのため、医療脱毛を部分的にでも行うことで、デリケートな部位の蒸れやかゆみ、臭いから開放され清潔に保つことができます。
ほかにも目につきやすい顔や腕、足などの部位は他者へ清潔な印象も与えることができます。
医療脱毛は通い続ける必要がない
医療レーザー脱毛は、毛を生やす細胞に直接照射し、破壊するため、個人差にもよりますが、必要な施術回数を行うことで脱毛は完了します。
しかし、エステ脱毛の場合、一定期間効果が持続しても毛を生やす細胞が破壊されたわけではないため、また生えてきてしまう可能性が高い脱毛です。
ツルツルな毛のない肌を手に入れたい方は、時短、トータルコストを抑えるためにも医療レーザー脱毛を受けることをおすすめします。
医療機関なので万が一の時も安心
医療レーザー脱毛は医療機関でのみ施術が許可されている医療行為です。そのため、施術には医療資格が必要です。また、医療レーザー脱毛による肌トラブルはゼロではありません。万が一、トラブルが起きた際に医療機関であれば迅速に医師が対応し処置できます。
エステ脱毛では医療資格を所持した医師がいないため、何かトラブルが起きた際にご自身で皮膚科を探し受診が必要になります。もしくはエステ側で提携している皮膚科への受診など、外部の医療期間に受診が必要となります。
医療レーザー脱毛のデメリット
美容クリニックによって脱毛の効果に差がでる？
医療レーザー脱毛は、肌に照射を行えば高い脱毛効果を得ることができますが、ただ照射するだけでは本来の効果を発揮しません。最大限の効果を発揮させるためには丁寧かつ的確な照射をすることです。脱毛の効果は照射によって差が生じることが多くあります。
施術を担当する看護師の熟練度によっても効果に差が生じます。
少ない回数でより高い効果を得たいのであれば美容クリニック選びを慎重に行う必要があります。
費用が高い？
医療レーザー脱毛はエステ脱毛に比べると費用が高額に感じる方も多いと思います。
医療脱毛では、施術回数が増えることで追加料金を払うケースも多いため、さらに費用が増すこともあります。
しかし、医療レーザー脱毛がエステ脱毛と比較して費用が高い理由は、脱毛機器の違いや医師監修、看護師の施術であることが挙げられます。
医療レーザー脱毛は効果と安全性を認められている機器を使用しているため、長期的にみて肌に安全かつ高い効果を求めることができます。
施術は、医師による肌の状況確認、看護師による施術と美容医療を提供するために必要な人件費がかかることも一つ上げられます。また、安全性が高くても万が一、肌トラブルが生じた際に迅速な対応を受ける体制も常時行っていることも含まれます。全ては安心・安全の永久脱毛をご提供するために必要なコストとお考えいただければと思います。
医療脱毛を行ったら元に戻すことができない
医療レーザー脱毛を行った部位は毛を生やす細胞を破壊するため、毛が生えてくることはありません。
VIOやヒゲ、眉など後々、デザインを変えたくなった場合に、施術部位から毛が生えることはないため、施術を行う際はよくご自身で考えてから決めることをおすすめします。
医療レーザー脱毛のリスク
肌トラブルが起きる可能性
医療レーザー脱毛は安全性の高いレーザー機械を使用していますが、痛み、赤みなどの肌トラブルが起こってしまう場合もあります。また、ごく稀に硬毛化、毛包炎などの症状が発症するケースもあります。
このようなトラブルが生じた際には、美容クリニックであれば、医師や看護師が常駐しているので迅速で的確な処置が可能です。
トラブル防止のためにも、医療脱毛を行う際に医師の診察時には現在の肌の状態で気になる点などある際には、必ず医師に相談をしてください。
また、日焼けした肌や乾燥肌の方、アトピー体質の方などは、医師の診察時に確認を行うことで、その後のツルツルで健康的な肌を守るために重要となります。
医療レーザー脱毛は発がん性があるの？
医療レーザー脱毛に発がん性はありません。
医療レーザーは赤外線を照射しています。皮膚がんの主な原因は紫外線です。そのため、医療レーザー脱毛が原因でがんになることはありません。
また、同様にシミも紫外線によってできるため、医療レーザー脱毛によってシミができたり増えることはありません。皮膚の色が濃くなっている場合はクリニックへご相談ください。
＞＞詳しくは【看護師が解説】レーザー脱毛と発がん性が低い理由へ
痛みが強い
医療レーザー脱毛はエステで使われる脱毛機器よりも出力や施術方法が異なるため、痛みが強く感じます。
医療レーザー脱毛では特に肌の色が黒い部分や毛が濃い部分、毛量が多い部分は、レーザーが反応して照射の際に痛みが強く感じることがあります。
脱毛機器には冷却機能などの痛みを抑制する装置が付いているため、痛みを軽減するよう設計されております。
また、クリニックとして、麻酔クリームの使用や肌質や毛質、毛量などに合わせて脱毛機器やレーザー照射量を調整することにより痛みの軽減に努め、患者さまに少しでも快適に施術を受けていただけるように当院では取り組んでおります。
医療レーザー脱毛の痛みの原因について詳しく知りたい方は、下記ページをご確認ください。
医療脱毛を行う際に美容皮膚科を選ぶためのポイント
医療脱毛を行うクリニックは日々増えている状況ですが、下記のポイントを抑えていただくことで医療脱毛の効果を高めることが期待されます。
少ない回数でより高い効果を得るためにポイントを抑えていただければと思います。
- 医療脱毛で実績数、症例数の多くある美容クリニック。
- 医師、看護師の照射時の注意点などが詳しく記載されていること。（照射漏れ対策や部位によっての照射量の調整などの記載）
- 痛みへの配慮や施術時の患者さまへ対する配慮方法が記載されていること。
- 複数の脱毛機器などがあるクリニックでは、部位や毛質、肌質、痛みの度合いによりレーザー機器を使い分けることも可能です。
- 無料カウンセリングを受けて医療脱毛で不安な点を親身に解消してくれるクリニックを選ぶ。
このページの監修医師
銀座フェミークリニック 院長 安田 あゆみ
東京医科大学 医学部医学科卒業後、虎の門病院 初期臨床研修修了。東京大学医学部 皮膚科学教室入局、大手美容クリニック勤務を得て銀座フェミークリニック院長に就任。
日本皮膚科学会所属